輪読の会 Season5 第2回 2023.06.24

実施報告 生徒指導提要 第2章「生徒指導と教育課程」
 輪読のはじめに、最近あった生徒指導から「保護者との些細な電話が、大きな生徒指導の未然防止になる」と言ったことが話題にあがりました。例えば、最近は欠席連絡にフォームなどの活用が広がってきましたが、欠席者に電話連絡をすることで「教師は何もしてくれなかった」というクレームを防いだり、その電話から新たな事実が分かったりします。若い先生は特に電話をすることへの苦手意識や、上司からの「電話をして」という言葉に対して、「何を、どのように伝えたらいいのか」といったことが分からないため、若手の先生には丁寧に伝える必要があるといったことを話しました。

 本題に入り、教育課程における生徒指導について、各学校でグランドデザインが示されてあり、そこには教育目標が書かれています。そして、「この教育目標に向けて協働したい」と全教職員が思えるような目標を設定することが生徒指導を支えます。どうしたら、「協働したい」と思えるようになるかを話し合いました。ある学校では、日常的に各分掌や教育活動の中で、教育目標との関連付けをしていました。教師が生徒に対して目標の設定や達成度を書かせていたり話し合わせたりしているのと同じように、教員も生徒と同じようなことをすることで、「協働したい」と思えるようになるのではと考えました。教育活動が形骸化して、それが多忙に繋がっているケースもたくさんあると思います。教育目標と関連付けて教育活動を再考することで、職場の雰囲気も良くなるのではと思いました。

 授業においては、主体的・協働的な学びが求められていますが、この目指す授業の中でも生徒指導は行われています。重層的支援構造で言うと、発達指示的生徒指導にあたります。自分自身、主体的を「自由に(好き勝手)すること」に近いことをしてしまったことがありますが、主体的・協働的な授業においても、教師は指示的役割をすることで、活動あって深い学びのある学習になります。また、個別最適な学びを「みんな違って、みんないい」と捉えがちですが、いいわけではなく「みんな違って、いろんなものが見えてくる」のです。そこから、深い学びにつながり、全体で最適解へと導かれるのだと考えました。また、中学生になると発表をしなくなる傾向が気になっていました。その原因として、発達指示的生徒指導が機能せず、発表する雰囲気が崩れていること、そして教育目標と同様に、授業の目標が生徒の意識の中に落ちていないことが挙げられました。

 目標を共有し、それぞれの立場で指示的役割を果たすことで、働き方や種々の教育活動において効用の最大化がはかられるのだと考えました。

当日の資料は以下からできます。(資料ができ次第アップします。)
↓↓↓

【Season5 第2回】

日時:2023年6月24日(土)20:30~

方法:Zoom【オンライン】

URL: https://us02web.zoom.us/j/88405773115? pwd=ZVFHV1ArRjVlRFlwTkF1cUF4QjZ5UT09

ミーティングID: 884 0577 3115 

パスコード: rindok

書籍:文部科学省(2022)『生徒指導提要』. 

対象範囲:p39~p67(2章)

※生徒指導提要は以下の文科省のHPからダウンロード可能です。
https://www.mext.go.jp/content/20230220-mxt_jidou01-000024699-201-1.pdf

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