輪読の会 Season5 第3回 2023.08.26

第3章「チーム学校による生徒指導体制」

当日の資料は以下からダウンロードできます。
↓↓↓

実施報告
 チーム学校として機能する学校組織の条件として、①教師の専門性、②校長のリーダーシップ、③人材育成の充実、④同僚性が挙げられます。どれも重要ですが、特に「同僚性」に着目しました。みなさんの学校では、他学年で問題が起きた時に「あの学年だからな」とか、他クラスの生徒が訪ねてきたときに「自分の学級ではないから」といった言葉は聞こえてきませんか?
 「生徒指導体制を見直す」というのは、奇抜なことをするということではなく、ひとつに教員同士が話しやすい雰囲気をつくるためのシステムを作ることではないでしょうか。授業で他学年にも行くようにしたり、行事で他学年と交流したり、いろんなクラスに入って授業や学級経営を見るような仕組みを作ることが必要だと思いました。
 また、この章で一貫して伝えていることは、「生徒を見ましょう、生徒の声を聞きましょう」ということです。生徒指導体制のひとつである校則について、「児童生徒が健全な学校生活を送り、よりよく成長・発達していくために設けられたもの」「社会通念上合理的と認められる範囲において、教育目標の実現という観点から校長が定めるもの」とあります。生徒の実態や社会の変化、教育目標と照らして、合致するものであればそのままで良く、不適合ならば見直す必要があります。議論の中で出たのが、茶髪や化粧の禁止、白靴の指定です(生徒指導提要では取り上げられていませんでした)。リスクマネジメントや進路のためとよく聞きますが、一方で生徒の実態や社会の変化、教育目標の視点から考えたらどうでしょうか。
 また、「朝読書や清掃では話してはいけない」といったルールを設置している学校がありますが、全職員・生徒はこの理由を答えられるでしょうか。学校や教員の持つ修行や軍隊意識、揃えたい感があると思いますが、大事なのは「みんなが気持ちよく読書をするためにはどうしたらいいか」とか、「美しい学校を保てる清掃はどのようなものか」といったことを考えて、方法を生徒自身で見出すことだと本書の趣旨と照らして考えました。方法ありきの生徒指導体制にはなっていないか。生徒指導提要の中に「生徒指導マニュアル等を作成し、教職員によって目標が異なるバラバラの実践が行われることを防止します(p.76)。」とありました。方法が異なるバラバラの実践とは書かれていません。
 その他、生徒の困難課題に対して壁となるものが、①生徒が言えない、②相談を受けた担任がみんなに言えない、③どの先生も動かない、④保護者の理解がないといったことがある。夏季研修でスクールロイヤーから話を聞いた時のエピソード、コミュニティースクールでは校長の強いリーダーシップが問われるといったことを話し合いました。

【Season5 第3回】
日時:2023年8月26日(土)20:30~
※ 7月22日は中止です。
方法:Zoom【オンライン】
URL: https://us02web.zoom.us/j/88405773115? pwd=ZVFHV1ArRjVlRFlwTkF1cUF4QjZ5UT09
ミーティングID: 884 0577 3115 
パスコード: rindok
書籍:文部科学省(2022)『生徒指導提要』. 
対象範囲:p68~p118(3章)
※生徒指導提要は以下の文科省のHPからダウンロード可能です。
https://www.mext.go.jp/content/20230220-mxt_jidou01-000024699-201-1.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です